【お庭ごはん、ふふごはん】 見るだけでも楽しく美味しい。思わず口角あがってしまう食卓にようこそ – buncholover’s Kawaii Brunch
June 9, 2016

作って食べて、日々の大忙しな三食の中では
料理の楽しみなんて道具のこだわりなんて、いやいや、いや。

それぞれの家庭に、それぞれの食卓があります。
じゃあ誰かの食卓をのぞいて「隣の芝生」的に楽しんじゃおう!
今日は、そんなトピックを持ってきました。

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陶芸作家・矢板緑氏の器。癒される可愛さ。 dishes & photo by buncholover

私こそ恥ずかしながら、独身の身分で、食事を作ってくれた人なんて、人生で母親か祖母くらいしかない。
でもその母親や祖母がいつも気遣っていたこと。
エサを与えるように子たちに食べさせる(Feed)ではなく、おいしいと感じる(Feel)食事を気遣っていました。

それは料理だけではなく、キッチンのレイアウトだったり、食器選びだったり、一緒に食べる人だったり。
たとえば料理は、忙しい時は簡単なものになってしまう。けれど食卓が華やかならば、極端な話、ペ★ングや日★やきそばUFOのようなインスタントものでも美味しい。実際、私の子供の思い出には、必ず家で一家団らんの食事というものがありました。

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ザ・にっぽんの朝ごはん。メインの器は陶芸家・小澤基晴氏の粉引7寸。 dishes & photo by buncholover

大人になった今気が付けば、食卓への気配りは隅々にまでされていたように思います。
そんなことを書こうかなと思った、きっかけをくれた友人、buncholover氏のごはんを、今日はピックアップしようかなと思います。

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週末の遅いブランチ。Staubのグリルパンを使用して、本人がイタリアで食べた朝食を再現してみたそう。焼き野菜はイタリアで購入したトリュフ入りの塩で。紫芋のポタージュも本人お気に入りとか。 dishes & photo by buncholover

buncholover氏は最近結婚され、挙式はフィレンツェのagriturismoと呼ばれる農家を宿泊施設に変えたところで行ったそうです。その宿では、朝ごはんにズッキーニの立て切りスライスや ナスのスライスを焼いて出してくれて、それがとても美味しかったといいます。上の写真にも色とりどりの野菜があふれていて、そのライフイベントにたくさんの色彩を添えているのは、見て取れますね。

料理の味や見栄えが食事の主役とするならば、
食べる空間、使う道具や素材こそ、大切な名脇役のひとつとなるでしょう。
私のような独身男性には、食器というものは、あまり初めは意識していることはありませんでした。
海外でひとり暮らしをして10年余り、年齢を重ねるごとに気が付いたのですが、これまでプラスチックや割れにくい素材の食器ばかりだったのが、今では湯呑、急須、ワイングラスまで。まだまだ質素ながら、少しは生活に彩りを求める心が芽生え始めたのかも。

だからこそbuncholover氏の、食器へのこだわりにも視線が向いたのでしょう。

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お一人様ランチ。手作りシュウマイを矢板緑氏作のペリカンの器に盛り付け。リスも矢板氏の作品。豚汁は同じく陶芸家・清岡幸道氏の耐熱グラタンボウルに。何を盛り付けるかを想像しながら素材選びをしているところにも、彼女のこだわりが見える。 dishes & photo by buncholover

上の写真では、ペリカンの絵柄のお皿にリスの形の小皿。陶芸家・矢板緑氏のかわいい動物の作品をはじめ、黄色い輪花の小皿が小澤基晴氏、そして癒される木目のトレイは小沢賢一氏の作。「中でもかなり入手不可能に近い器を、なぜか運良く手に入れています」と語るbuncholover氏。謙虚ながら、こだわりがあるからこそそのラッキーもつかんでいるのでしょうね。

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翁再生硝子工房のワイングラスと、中西申幸氏の器。絵柄の鳥はスズメだそうだが、その深い青ゆえか、質感を感じる造りゆえか、幸福を運んでくれる青い鳥とも形容したくなる。 dishes & photo by buncholover

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上5点が中園晋作氏、下の2点が寺村光輔氏の器。宝石のような透明感のある表現に驚かされる。 dishes & photo by buncholover

彼女は私の仕事での先輩として知り合ったという経緯もあり、目に映るものが、日常でもやはり本格的。
特にその色の表現は、食卓に大きく開花されています。

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イチゴミルクと紫芋のポタージュ、またトルコブルーが鮮やかなお皿がブランチを明るく演出している。 dishes & photo by buncholover

食器好きの方のために、どんなものを使っているのかも聞いてみたのですが、これがまた食器素人の私には想像以上のものでした。

彼女が使っている器は主に、小澤基晴氏、高島大樹氏、Awabiware(岡本純一)氏、中園晋作氏、矢板緑氏のものがおおいそうで、ときにはこちらの作家さんのものも: 寺村光輔氏、竹口要氏、金井啓氏、都築明氏、中西申幸氏、清岡幸道氏、沖澤真紀子氏、山口利枝氏。 また、北欧のメーカー・イッタラやアラビアも彼女のなじみ、そしてガラスは 沖澤康平氏、翁再生硝子工房のもの、さらにカッティングボードは 小沢賢一氏、板皿は ふるいともかず氏、加賀雅之氏。 調理器具も選りすぐりで、フライパンは成田理俊氏の鉄製のものを使用しているとのこと。

これらの作家氏の多くはとても人気があるそうで、特に小澤基晴さんと高島大樹さんは、個展ならば前日や始発で並ばないと買えないほどだそうです。個展では行列になり、だいたい5人~10人が総入れ替え式に入場でき、最初に会場に入れた人、つまり「列の一巡目」だけが、欲しいものを買えるといった感じだそうです。
「ギャラリーでは みんなさらうように買うから、あっという間に物がなくなるんだよ(笑)」
すさまじいですが、わからなくもない気がします。
彼女が手に入れた成田氏の鉄のフライパンも、予約しても現在約1.5年待ち、高島大樹氏のものは1年待ちだそうですが現在は予約注文を受け付けていないそうです。小澤基晴氏のものも、ギャラリーの方の話によると予約しても2年以上かかるそうで、現在小澤氏本人は予約注文を受け付けてはいないそうです。

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「朝4:30以前から並んでいたらしいですよ、一番乗りの方は。私は始発で行って、タクシーでギャラリーまで行き、5:48amの段階で28番目、すでに4番目のグループ。
残念ながら新作や、個展オンリーの器は売り切れており、購入出来なかったです。」 氏語る
今回の6月8日から東京で開催された小澤氏の個展では、夕方までには600点以上の作品がソールドアウトになったという。8人ずつ30分限定、1人8枚までというルールがあった。 dishes & photo by buncholover

いや~、食べていないのに、色と素材と、あたたかい空間の栄養をいただきました。

私の生活も、あるいは誰かと幸せをシェアできる日が近いと願っていますが、
そのアフターライフは、食卓にこそ「帰って来たくなる場所」がある、ということを改めて感じました。
子供の頃いつもいつも母親がそうしてくれていたように――。

buncholover氏の写真を眺めていると、そんな感情を揺さぶられる気がします。

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文鳥食堂*文鳥さん (@buncholover) – Instagram photos and videos
Love Buncho, Pottery, Shoes, and Fooooods!! Want to live in Italy! 文鳥大好きな器コレクターです。ガッツリ飯が大好きです!

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